有田焼のまめ知識 | 有田焼
有田焼は、伊万里とも呼ばれている佐賀県有田町を中心に焼かれる磁器です。伊万里の名称は、有田焼の積み出しの際、伊万里港から行われていたことによります。泉山陶石、天草陶石などを原料としていますが、磁器の種類によって使い分けています。作品は製造時期、様式などによって、初期伊万里、古九谷様式、柿右衛門様式、金襴手(きんらんで)などに大別されています。
有田焼は丈夫で、また磁肌がきめ細かくなめらかで、お手入れも簡単ですから、プレゼントにしましても喜んで使ってもらえることでしょう。また、有田焼は華麗な絵付け、優雅な染付で人々を魅了する伝統美があります。箱を開けたとき目に飛び込んでくる、見事な伝統美は、必ずや印象に残るプレゼントになるでしょう。有田焼は焼成温度が約1300度と高く、また生地が非常に上質なことから、見事な仕上がりと長い伝統に裏打ちされた技術、文様、そしてデザインは日本を代表する焼き物と言われています。
現在の有田焼は、伝統様式の継承、昔の焼成技術の復元、そして斬新でモダンな作品の創作などさまざまな活動が窯元や作家によって行われています。焼き物が盛んな長崎県波佐見町は、今もなお小さな窯や商業用の大きな窯、またそれを販売するいろいろなお店がある静かな焼き物の町です。九州の伝統的な焼き物と言いますと、有田焼を思い浮かべる方も多いでしょうが、地元では有田焼と並んで非常に人気のある伝統的焼き物が、波佐見焼なのです。焼き物の名称は生産地を冠にすることが多くなっています。
一方、美術陶磁器では志野、織部、あるいは楽といった名称を用いることもあります。伊万里、柿右衛門、そして鍋島はいずれも有田地区で焼かれましたが地名ではありません。江戸時代の積み出し港が、伊万里であったことから伊万里焼とも呼ばれています。伊万里は生産地ではありませんが、生産地の隣の積み出し港の地名です。また、日本的な美意識を表現した柿右衛門と、朝廷や大名への献上品となった鍋島は美術陶磁器としての独自の名前を得ています。近代になってから伊万里焼が有田焼と名称が移り、江戸時代からの有田焼は区別のために古伊万里と呼ばれています。
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